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世の中どんな大学に行こうが、高度な勉強をしようが解決できない不思議な事があるものだと以下の画像を見て思う。

地名は私が付けたのだが、あっているかどうかなんて誰もわからない。
まあ、今日は波も無かったので暇潰しに作成、私が通う伊良湖の海は冬になると北西の風が波を抑え海が静かになるのだ。
その伊良湖だが、渥美半島先端に伊良湖神社というのがある。


由緒書きを見ると、伊良久大明神(いらくだいみょうじん)と書かれてある。
そこで先程の世界地図を見ていただいてもらうとわかるが、愛知県はイラクに位置しているわけで、「これは偶然か?!」と考えさせられたが、これについては解く事をひとまず諦める事にした。
それよりも、気になったのは元旦の「ごせんだら祭」である。以下、
田原市観光ガイドより引用。
ルーツは海洋民族の儀式?
大晦日から元日の早朝にかけて、伊良湖神社の境内で行われる火祭り。人々は、昔からこの祭に豊漁や無病息災などを祈ってきました。古くから伊勢・三河の海を駆け回っていた阿曇(あづみ)氏、海部(あまべ)氏といった海洋民族の原始的な儀式がルーツではないかといわれています。「せんだら」というのは、サンスクリット語で「南方印度(天竺)の賎民」を意味するといわれ、祭の名前からも、潮風にのり海を越えてやってきた海洋民族の名残を感じることができます。せんだらとは「旃陀羅」と書き、日本の中世の一時期、被差別民にたいする呼称として使われていた語との事。
かつて、我が国の民族のルーツについて、さる筋より「被差別部落を知らねば解く事は出来ない」と聞いた記憶があるし、落合莞爾さんの本にも似たような事が書いてたかのように思うが、未だ整理がついていないのが現状だ。
今後の課題にしていこう。
<賎民についての参考文献>
喜田貞吉「賤民概説」 (青空文庫ボランティアの方々に敬意を表します)
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さて、「賎民についての参考文献」として、喜田貞吉の著した『賤民概説』が青空文庫で読めるとは知りませんでした。貴重な文献の紹介、誠に有難うございました。
それと並行して、飯山一郎さんも推薦していた『異形の王権』(網野善彦 平凡社)の一読をお勧めします。天皇家と賎民の繋がりを説いた良書であり、たとえば、以下の行にご注目ください。
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鎌倉期までは「公民」に所属するものとして、また神仏に仕える女性として、天皇家・貴族との婚姻も普通のことであった遊女は、南北朝期以降、社会的な賤視の下にさらされはじめる。
……中略……
遊女もまた、ここに聖から賤に転落したのである。
『異形の王権』p.241
***************
ここに、さる筋が語っていた「被差別部落を知らねば解く事は出来ない」の真意が隠されています。
なお、落合さんの南北史観ですが、拙ブログ「人生は冥土までの暇潰し」でも書きましたように、まだ完全なものではないと小生は愚考しております。そう思っていた矢先、飯山さんの新しい南北朝説が飛び出しました。以下の拙稿を踏み台に、抱き茗荷さんなりの南北朝観を読みたいものと切望いたします。
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-909.html
これからの御活躍を祈念しております。
亀さん拝