民のかまどはにぎはひにけり

見えないものの検証と、庶民のつぶやき(不定期更新)

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抱き茗荷

Author:抱き茗荷
意識の働きや自身のルーツ探しを課題としています。

つぶやき

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豊かにならない理由

物質的に豊かになる為には、我を抑え客体を意識して行動する事から始まる。
サービス業に於いてはまさに「客」を相手に商売をする。
会社にはノルマという目標があり、またそれを達成しても資本主義である限り
次のノルマが課せられていく。これが物質的な「進化」となる。
ただ物質的な繁栄からはこの世の中を見る限り、自然を破壊する方向性を持つ為
進めば人が生きられなくなっていく。

精神的に豊かになる為には、自分らしく生きる事、客体を意識せず
生活する事である程度は達成する。しかしそこに物質的な進化はない。
なぜなら進化とは「あるべき姿」という客体を築いてこそ成り立つからだ。
「現状」と「あるべき姿」の差が改善していく点であり目標となる。
精神的なものに「あるべき姿」を築いてしまうと自分を失う恐れが発生する。
それに心というのは一人ひとり価値観が違うので、進化という何かを基準にした
言葉は当てはめる事は少し違う気もする。

この2つの相反する方向性は葛藤を生む。
そしてその葛藤は精神・物質双方を徐々に蝕んでいく。
その根本にあるものとは一体何か?

それは「豊かになる」という言葉にある。
自分という「個」「私」に向けられたこの言葉が曲者なのだ。
自分だけにお供えを求める他力本願の気持ちが葛藤を生んでいる。

「マタイによる福音書」なるものに、
『求めよ、さらば与えられん』
という一文があるが、これが葛藤を生み出している。
(余談だが、このような欧米的な宗教観は転倒しているものが多く、
「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」なんてのもおかしなもので
「頬を打たれない人になりなさい」の方がいいと思う。)

客体→主体の方向性が心身不統一状態になる事は意識の方向性の記事でも書いたが
これは与える方向にも言える事ではないかと感じる。

「豊かになる」という他力本願から「豊かにする」という心で行動して主体→客体へ
見返りを要求することなく与えていく事が葛藤を打破する鍵ではないだろうか。
自分をではなくにしてしまうのである。
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